紀州みかんは、中国原産の『甘子(こうじ)』が、日本に伝わって、熊本県で栽培されたのが始まりとされています。小ミカンとしてその後各地に栽培が広まり、江戸時代中期に和歌山県有田地方を中心に和歌山県が一大産地になったことから、「紀州みかん」と呼ばれるようになりました。
紀国屋文佐衛門が船で江戸に運んで蓄財したのも、駿府城内にある「家康公お手植えのミカン」も紀州ミカンといわれています。
果実は30gのミニサイズです。味と香りがよく、皮が薄くてとても向きやすいみかんです。タネが多いことから「子宝運」をよくするとして栽培されていました。昔は多く栽培されていましたが、今は生産量が少ないみかんです。
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