■青島みかんの生い立ち


温州みかんの代表格の
「青島みかん」
静岡ではすごくお馴染みのみかんです。静岡市の青島平十氏によって発見されたことから「青島みかん」と名付けられたと言われています。
味にコクがあり、サイズも普通の温州みかんより一回り大きめで、果実が平たいのが特徴です。早生みかんよりも皮が厚めですが、皮が厚いと言っても手でむきやすいので、とても食べやすいです。
味が濃く、甘味が強いため人気の品種です。
貯蔵して甘くなった小さいみかんを「春みかん」として販売しています。
 

 ■温州みかんの系統図

温州みかんの親は、中国原産と思われますが、まだわかっていません。

10月
11月
12月
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
 摘果
 肥料
 収穫 11月下旬〜
 貯蔵 12月〜2月頃
 販売 12月上旬〜2月初旬

  ■青島みかんのお世話

●摘果作業 ●肥料 ●剪定作業
   

摘果とは、枝に実ったたくさんの果実を小さい内に間引く作業です。

Q.摘果するとどうなるの?
 摘果すると、木の負担を減らし、一つ一つの果実により多くの栄養がいくようになります。そうすると、果実が大きくなり、よりおいしいみかんに育ちます。

 

甘さと酸味のバランスが取れたコクのあるおいしいミカンにするために、肥料をまきますまた、収穫後は木が弱っています。
弱ったままでは来年の樹は、果実はよくなりません。そのために肥料をまきます。

カンキツ類の整枝、剪定は、2月から3月に行ないます。まず、1〜3年目の苗木は、病害虫の被害にあった枝、前年の秋に伸びた枝、充実していない枝などを切り詰めて樹形を整え、樹の内側まで日光が当たるように、側枝を開くようにします。樹形がある程度できあがった4年目以降の株には、主に間引き剪定を中心に行います。

  ■青島みかんは収穫後どうするの?

   

収穫されたみかんは、手作業でキズや汚れ、大きさなどを分けていきます。
この作業は「選果」と言います。
機械選果と違い、手作業で選果する事で、みかんの傷みを遅くします

選果した青島みかんはサイズごとに木製の箱(せいろ)に並べて、貯蔵します。

Q.なぜ貯蔵するの?
 それは、貯蔵する事で色がよくなり、酸味が抜け味が濃くなってきます。酸味が減ることで、食べやすくなるんです。
貯蔵したみかんは、酸味が減った頃に、箱・袋詰めにされてお客様の元へお届けされます。
  ■温州みかんって、何?

温州みかんは、日本を代表する柑橘で、日本生まれといわれています。
約400年ほど前に中国から鹿児島県に伝わった柑橘の種から偶然発生したと考えられていて、
その説の裏付けとなったのが鹿児島県の長島にあった古木なんですよ。 この古木は昭和11年に樹齢約300年と推定され、この古木と江戸時代の古文書などを照合し、実地踏査をした結果、温州みかんは日本原産とされました。

温州みかんは収穫時期の違う、極早生温州、早生温州、中生温州、晩生(おくて)温州の4つに分かれます。
それぞれには、「宮川早生」「南柑20号」「青島温州」などのたくさんの品種がありますが、 スーパーなどで販売される時は「有田みかん」や「愛媛みかん」などいろいろな地域の名前で販売されています。


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